いつもお読みいただいてありがとうございます。
鳥取、倉吉のお料理教室『あきさんちのごはんとおやつ』です。
薬膳にご興味の方へ、薬膳の『五味』の『甘』の味覚のおはなしです😊
『甘』と聞くと、スイーツやお砂糖がイメージされると思います。
でもスイーツというよりは、
例えば甘い人参だとか、甘いさつまいも、玉ねぎの甘み、果物の甘みなどの『素材の本来持つ甘さ』でイメージしてみてくださいね😊
『甘』は、栄養補給と、身心をゆるめるリラックス作用が期待できます。
身体は『甘』のもたらすこの作用をよく知っていますので、
疲れてエネルギーが必要な時や、
緊張状態が続いて身心がかたまってしまってる時には、『甘』の食材を無性に食べたくなるようになっています。
ハチミツも代表的な『甘』の食材です。ハチミツはのどの緊張を和らげて、のどの痛みを改善したり、
魚の骨がのどにささった時に、のどを弛めて骨やとげを抜けやすくする効果があるので、覚えておかれると役立つかもしれません😊
『甘』の食材は、消化器関連の器官の「胃」や「口」に効くとされているので、胃が重い時などに意識して摂るといいですね😊
体力が落ちてる時に摂るのもオススメなのですが、『甘の食材』は摂り過ぎると体にだるさを引き起こす場合もあるので、砂糖などの摂取は加減するようにしてくださいね。
『甘』の主な食材は、
牛肉、鶏肉、豚肉、卵、もち米、ソバ、黒豆、カボチャ、トモロコシ、トマト、山芋、エビ、アジ、キャベツ、サヤエンドウ、ダイコン、ニンジン、牛乳、リンゴ、ブドウ、バナナ、ゴマ、ハチミツ、砂糖 などです。
『五味』の中で、一番多くの食材が該当するのが『甘』の食材です。
「甘」の性味はあらゆる食材に入っていますので、他の『五味』と重複する場合もよくあります🍀
例えば豚肉は「酸」「甘」「鹹」ですし、ブドウは「甘」「酸」といった具合です。
のどや消化の違和感や、体力回復をはかりたい時には『甘』。と、頭に入れておくと、回復の助けになりますよ😊
では、続けて『辛』の食材のおはなしです😉